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ワクチンはまだ未知数のことが多い

小柳津先生が長年の研究をまとめた本がこちら。
──最近では、抗体を作らせるワクチンも開発されていますよね。
ワクチンを接種すれば、しばらくの期間は感染を抑えられるかもしれません。しかし、新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスと同じように、目まぐるしく遺伝子が変化しているため、ウイルスの変化とワクチン開発はいたちごっこになってしまう可能性があります。
それにワクチンで体内に抗体ができても、数カ月後には消えてしまうため、しばらくすると再び感染してしまうことも。断定はできないのですが、定期的に摂取したほうがいいかもしれません。
──ワクチンを打てば万全というわけではないのですね。
空気が乾燥する冬季、室内や電車内にはウイルスを含む飛沫核が浮遊します。この核の大きさはわずか1ミリの200分の1程度ですから、咳やくしゃみで周囲に一気に拡散しますし、一般的なマスクなどは簡単に通過してしまいます。空気感染するのですから、手洗いや殺菌だけでは完全に感染を防ぐことはできないのです。
その点、大腸の酪酸菌を増やしておけば、抗体の有無にかかわらず、どんなウイルスにさらされても無感染、もしくは無症状で済む可能性が高まります。
──感染を防ぐよりも、無症状化に努めたほうがいいと?
そうです。いったんワクチンが普及して感染者数が減っても、空気の乾燥する冬季には、新型コロナウイルスの感染者数が再び増える、という現象が起こりかねません。
そうなると、今後は新型コロナウイルスの無感染化、無症状化する方法の開発に重点を置いたほうが合理的でしょう。実際、この100年間に出現したウイルス感染症はすべて特効薬やワクチン開発では克服できていませんから。
それよりも人々の体質改善による予防について有効性を認め、研究を進めていったほうがいいと思うのです。

──最後に、長沢オリゴに込めた想いを教えてください。
私の主張は大腸の酪酸菌を増やせば、新型コロナ感染症は無感染化、無症状化できるだろうということです。とはいえ、無理に長沢オリゴを買ってもらう必要はありません。
酪酸菌を増やすには、フラクトオリゴ糖を豊富に含む食品を十分に摂ってもらえばいいのです。しかし、フラクトオリゴ糖を含むゴボウ1/2本とタマネギ1個という量を毎日食べ続けることは難しいので、手軽にフラクトオリゴ糖を摂取できる長沢オリゴを販売しています。
フラクトオリゴ糖を1日10~30g摂れば、翌日に大腸の酪酸菌は5倍ほどに増えます。
現段階では、大腸の酪酸菌が新型コロナを無症状化、または無感染化するという証拠はありませんし、私の主張はまだ臨床試験によって確認されていません。ただ、私自身の研究では、大腸の酪酸菌が増えれば、新型コロナ感染症は重症化しない、と確信しています。
 
つまり、現時点では、信じるか信じないかはアナタ次第というわけだが、『東大の微生物博士が教えるコロナに殺されないたった1つの方法』(自由国民社)が発売されて以降、長沢オリゴの注文数や問い合わせは以前よりも増えているという。
いずれにせよフラクトオリゴ糖で腸内環境を改善できれば、さまざまな体の変化を実感できるはず。先生の主張にビビッときたら、長沢オリゴを試してみては。
 
押条良太(押条事務所)=取材・文


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