今だからこそ弾きたいフェンダーのアイコン
永遠の憧れ、USAメイドのストラトキャスター! 最新シリーズ「アメリカン プロフェッショナル II」のモデルは、ビビッドな色と握りやすさを考慮して進化したDeep Cシェイプのネックが持ち味。ロックもブルースもファンクもこれで。
スピーカー代わりにもなるハイテクアンプ
Bluetoothストリーミング再生に対応し、音楽を掛けながら弾くこともできる多機能ギターアンプ「ムスタング GT 40」。ルーパー機能を装備し、別売りのフットスイッチで自分の奏でたフレーズを録音して、BGM風にループ再生が楽しめるのも魅力。
COLUMN
フェンダーに聞いた。なぜ今楽器が求められるのか
世にいう第二次バンドブーム(’80年代後半〜’90年代初頭)が終わり、’90年代も中頃に突入すると、グランジやオルタナティブロックが、ヒットチャートを席巻した。当時、そんな憧れのミュージシャンたちは、大概フェンダーの名作ギターを使っていて、それがきっかけでギターを手にした人も多いはず。
あれからもう四半世紀が経過した今、フェンダーのギターが売れに売れている。家で過ごす時間が増えた事情もあるが、それに加えて、インターネットやSNSで、気になるギターが見つけやすくなたのも理由だという。実際、オンラインで購入する人が多いのも近年の特徴とのこと。
もちろん買うなら“試奏してから”が王道だが、今や音色やルックスは、ネットで十分確認ができる。さらに、日本の住環境にマッチした、アコースティックとエレクトリックの両方のサウンドが楽しめる新しいタイプのギターが登場したり、自分の弾いたフレーズをループできるルーパー機能付きのアンプがお手軽に買えたりと、ギターの楽しみ方があれこれ広がっているのも、楽器需要が増えている要因だというのがフェンダーの見解だ。
ほかにも、機材の発達で宅録が簡単にできるなど、楽器自体が玄人にも初心者にも「触ってみたい!」と思わせるものが増えているのだ。
清水健吾=写真 長谷川茂雄=文