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Apple Music、 Spotify、 Mixcloud……山口さんが現在活用しているサブスクは5種。ソノスの専用アプリをスマートフォンにダウンロードさえすれば、そのすべてが好きなように再生できる。
ただ、それは既存のBluetoothスピーカーでもある程度可能なこと。Wi-Fi接続できるスマートスピーカーは、それだけではないのが便利だという。
「我が家のWi-Fiを経由してつながっている妻のサブスクの音楽を僕のスマホでも全部再生できるんです。つまりお互いの音楽の趣味が、知らず知らずのうちに共有できるということです。
いつの間にか今まで全然聴かなかったジャンルの曲も自然と聴くようになりました」。
ターンテーブルは、テレビの横にある「プレイ ファイブ」と有線でつないでいる。外付けのウーハーも装備しているため、重低音の迫力もすごい。
各々のサブスクを(しかも複数!)共有できることで、家は常に何かしらの音楽がかかっている状態に。ロック、ジャズ、ヒップホップ、R&B、ハウスにK-POP……、もちろん最新のものから歴史を彩ったレアな名曲まで、もはや家で聴けないジャンル、楽曲はほぼない。
「まさか自分が家でBTSを大音量で聴く日が来るなんて、数年前まで考えられませんでした(笑)。手元のスマホで自由に選曲できるので、自分も妻もお互いに“次に何が聴きたい”と言わずにかける。
気になるものがあれば、自分で聴いてみて、それが自然と共有される空間が出来上がる。そしてそれをきっかけに会話が弾むこともあります」。
全部で5台ある家中のソノスのスピーカーは、スマホで操作が可能。サブスクは、なんと最大で50種類ほど利用できるというのもポイントだ。
同一のWi-Fiで繋がった家族とサブスクとスピーカー。なるほど、この環境ならば、家族各々がDJ役となり、互いの音楽の趣味を詮索する必要なんてなくなる。
「今、我が家には5台のソノスがあります。用途に合わせて使い分けていますが、このおかげで、自分も妻も好きなアーティスト、ジャンル、タイトルなどに固執して音楽を聴くことはなくなりました。
よりフラットに音楽と付き合うようになり、我が家は、前より音楽で溢れています。この環境に慣れると、本当に心地いいのです」。
 
鈴木泰之=写真 長谷川茂雄=文


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