小さなギアも、やはり折りたたみのアイデアが秀逸
小さなギアにも、オンウェーらしい折り畳みのアイデアが生かされている。
例えば、隠れたヒット商品として売れ続けている「スタンド」も、そのひとつ。
駐車場でサーフボードにワックスを塗ったり、カヤックの潮を流したりするのにとても便利な商品だ(耐荷重は50kgまで)。使わないときは細長く収納できるので、車に載せっぱなしにしておいても邪魔にならない。
「バスケット」も、ワンアクションで開閉できるギミックがオンウェーらしい。エコロジー先進国であるドイツからの依頼で作られたモデルで、ドイツの一流デパートにも並んでいる。
25Lの大容量なので、よく使うキャンプ小物をまとめておくのにぴったり。日常の買い物にエコバッグとして使うのにもおすすめだ。
焚火台もオンウェーが手掛けるとご覧のとおり。
美しい六角形の聖火型を実現するためには、アイデア段階から5年以上の歳月がかかったそう。
火を入れると、まるでオブジェのような美しさ。別売りのゴトクを使えば、調理台としても使える。
ここで紹介した以外にも、オンウェーのウェブサイトには各製品ごとの開発秘話がみっちりと掲載されている。商品のスペックや機能説明だけでなく、ここまで伝えてくれるブランドは稀。それだけ、自分たちが手掛けた道具への溢れる愛を感じられる。
どうせ使うなら、そんな道具を愛用したくないかい?
[問い合わせ]オンウェー03-3234-9981www.onway.jp「Camp Gear Note」90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。
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