3月末に自宅1階にてドッグカフェをオープン予定の遠藤 秀幸さん 。
前編ではそのこだわりについて伺った。
では遠藤さんと奥さま、そして愛犬トーラスの居住スペースはいかなるものか。自宅正面から見て左側が入り口なのだが、まず玄関そのものが広い!
家族の誰もが我慢せず、満足して過ごせる優しい空間
「職業柄もありますが、とにかく靴が多くて。ストレスなく収納しつつ、ひと目で見渡せるようにしました」。
愛犬トーラスの靴ならぬドッグリードも壁にずらり。ゴルフバッグを無造作に置いても、邪魔にならずにサマになる広さだ。ちなみにゴルフは趣味でもあり仕事(現在、遠藤さんは「ビームス ゴルフ」のマーケティングマネージャーを務めている)でもある。
「利根川の河川敷コースは至近ですし、東北自動車道を北に行けば佐野、栃木、鹿沼と本格派コースがずらり。東京に比べて練習場の料金も驚くほど安いんですよ」。
趣味を犠牲にしないどころか、趣味にもっと夢中になれる家というわけだ。
折り返しのない階段は、2階のリビング&キッチンとロフトの寝室を一直線でつなぐ。この見通しの良さが開放感を生んでいるのかもしれない。
「できる限り仕切らずに、ワンルーム感覚で造ってもらいました。こだわりのひとつが床です。犬が滑ることなく踏ん張れるよう、全面にコルクを敷いているんです」。
硬くて滑りやすいフローリングは、室内犬の怪我や関節の脱臼を招く恐れがあるのはご存じのとおり。家族の誰もが我慢することなく、100%満足して過ごせる家。それを求めるのは傲慢でも贅沢でもない。
むしろ優しさや思いやりの表れであり、本当の意味で豊かな人生を送るために最優先すべきことなのかもしれない。
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