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2021.02.10

ライフ

自分も、妻も、愛犬も。家族みんなが満足できる家は、人生をより豊かにしてくれる

3月末に自宅1階にてドッグカフェをオープン予定の遠藤 秀幸さん 。前編ではそのこだわりについて伺った。
では遠藤さんと奥さま、そして愛犬トーラスの居住スペースはいかなるものか。自宅正面から見て左側が入り口なのだが、まず玄関そのものが広い!
 

家族の誰もが我慢せず、満足して過ごせる優しい空間

遠藤 秀幸さん Age 47 の家@埼玉県・久喜。この大きく、趣味に溢れた玄関をご覧あれ。贅沢な靴棚だが、扉がないことで通気も確保され実用性も高い。壁のラックには自転車が掛けられ、ガレージっぽい感覚も漂わせた。
「職業柄もありますが、とにかく靴が多くて。ストレスなく収納しつつ、ひと目で見渡せるようにしました」。
愛犬トーラスの靴ならぬドッグリードも壁にずらり。ゴルフバッグを無造作に置いても、邪魔にならずにサマになる広さだ。ちなみにゴルフは趣味でもあり仕事(現在、遠藤さんは「ビームス ゴルフ」のマーケティングマネージャーを務めている)でもある。
「利根川の河川敷コースは至近ですし、東北自動車道を北に行けば佐野、栃木、鹿沼と本格派コースがずらり。東京に比べて練習場の料金も驚くほど安いんですよ」。
趣味を犠牲にしないどころか、趣味にもっと夢中になれる家というわけだ。
折り返し階段や回り階段ではなく、玄関からロフトの寝室までは直線階段で結ばれている。カーペットが敷き詰められているので愛犬の上り下りも安心。トーラスもスイスイと行き来する。
折り返しのない階段は、2階のリビング&キッチンとロフトの寝室を一直線でつなぐ。この見通しの良さが開放感を生んでいるのかもしれない。
「できる限り仕切らずに、ワンルーム感覚で造ってもらいました。こだわりのひとつが床です。犬が滑ることなく踏ん張れるよう、全面にコルクを敷いているんです」。
ロフトの寝室の下に、トーラスのケージを置くためのスペースを作った。つまり、生活上の動線をドッグケージが遮らないということなのである。愛犬家はぜひ参考にしてもらいたい。
硬くて滑りやすいフローリングは、室内犬の怪我や関節の脱臼を招く恐れがあるのはご存じのとおり。家族の誰もが我慢することなく、100%満足して過ごせる家。それを求めるのは傲慢でも贅沢でもない。
むしろ優しさや思いやりの表れであり、本当の意味で豊かな人生を送るために最優先すべきことなのかもしれない。


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