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2021.02.09

ライフ

時代の変化に後押しされライフスタイルをシフト。目指したのは「誰も犠牲にしない家」だった

家で過ごす時間が明らかに多くなり、2021年もその傾向は顕著になっていく見通しだ。であるのなら、もっともっと自宅を楽しい場所にしていくべき。絶対に。
そこで昨年11月、埼玉県久喜に新築一戸建てを完成させたビームス勤務の遠藤 秀幸さんを直撃。
「東京の“箱の中”から抜け出し、僕にも犬にも優しい家を造りたかった」と話してくれた。
 

時代の変容こそが新生活の“背中押し”

時代の変化に後押しされライフスタイルをシフト。目指したのは「誰も犠牲にしない家」だった
遠藤 秀幸さん Age 47 の家@埼玉県・久喜。フレンチブルドッグのトーラス(8歳・オス)とともに。ジェントルかつ愛嬌のあるトーラスの楽しい暮らしぶりは、インスタグラムでチェックを。フォロワー数は実に4万人超えという人気アカウントになっている。
おおらかさや土っぽさ。あるいは合理性が生むモダニティ。この家からは“アメリカらしさ”の多彩な面が見てとれる。
外観はシックなグレーの外壁。でも要所の木材が温かみを感じさせる。屋根やドアのビビッドな色には、ミッドセンチュリー的な洗練も漂うのだ。
「でもまだまだまだ、やるべきことが残っていて。自転車止めを設置したり、長年集めてきたアメリカンサインボードを打ち込んだりと、コツコツやってます(笑)」。
2020年の11月に完成した新築の一戸建て。遠藤秀幸さんが言う「やるべきこと」が必要なのは1階で、その1階部分こそがこの家最大の個性だ。
まだ完成はしていないが、実はドッグカフェとして開業する計画なのである。
アメリカ西海岸的な明るい雰囲気を醸し出す、1階のカフェ店内の様子。といってもまだまだ未完成の状態なので、カスタムを続けていきたいと遠藤さん。3月末のオープンが楽しみだ。
「愛犬家や地元のコミュニティスペースになるようなカフェとして、3月末にオープンしたい。裏庭はドッグランにする予定なので、芝も植えないといけませんね」。
忙しそうだけど楽しそう。遠藤さんの表情と話しぶりに、日々の暮らしの充実が感じられる。
自宅でドッグカフェ、という考えに行き着いた大きな理由は、やはり働き方の変化だった。遠藤さんの勤務先はビームスである。昨年来リモートワークが推進され、東京・原宿のオフィスに通うのも週2、3回程度でOKになったのだとか。
「この場所から毎日東京に通うのは結構大変。でも週2、3回であれば負担は少ない。また1年ほど前に、社員の副業が可能になりました。それが決定打でしたね」。
新型コロナウイルスの感染拡大が逆に、新しくポジティブな働き方や暮らし方を生むはずだと、これまで各メディアで報じられてきた。
そして実際、遠藤さんのようにライフスタイルをシフトする人たちが着実に増えてきている。そういう意味でこの家は、’21年の今という時代を映し出す鏡といえそうだ。


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