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②デサント オルテライン
「マウンテニア」

直営店「デサント ブラン」のディレクター、植木宣博さん。身長173cmでLサイズを着用。「マウンテニア」10万円/デサント オルテライン(デサント ブラン 代官山 03-6416-5989)
水沢ダウンでお馴染みのデサント オルテライン。その代表作が「マウンテニア」だ。
「デサント オルテラインができた2012年からずっと展開しているハイスペックモデルです。(開閉が簡単な)パラフードと、フロントジッパーの横にあるベンチレーションがポイントですね。
デュアルジップベンチレーションと言って、2列のジッパーとその間のメッシュ生地から外気を取り込めるのと、逆にジャケット内にこもった熱や湿気を逃がしてくれるので、常に快適な温度がキープされます」。(植木さん)

さらに脇部分にもベンチレーションを設置し、表地には4-WAYストレッチ素材「ダーミザクス マイクロ ストレッチ」を採用したことで広い可動域を保持。
世界最大級のスポーツ展示会「ISPO」では「パフォーマンスセグメント・マウンテンパフォーマンスカテゴリー・アワード」を受賞するなど、その実績は輝かしい。
プロの世界でもひと際存在感を放つこのハイスペックダウン、以下の記事からよりじっくり吟味されたし。
・『デサント オルテラインの3つの新作ダウンをすべて着比べ! 推しはどれだ?』

③タイオン
「タイオン エクストラ EX04」

タイオンのセールス&プロモーションを担う木村貴之さん。身長184センチでLサイズを着用。2万3800円/タイオン 052-684-5182
タイオンのハイエンドライン「タイオン エクストラ」から今季登場した新作が、クルーネック型インナーダウン「EX04」だ。
持ち前の保温力(850フィルパワー)に加え、2種類のアームを付け替えることが可能で、ブルゾンタイプ、ショートスリーブタイプ、ベストタイプと3-WAY仕様。熱を保持しやすいカーボン糸を採用した素材は静電気の防止にも役立つ。

驚くべきは独自開発のヒーティングシステム。表地と裏地の間に入れた薄手のカーボンシートに微量の電流を流すことで、電気毛布のように温かくなる仕組みだ。
モバイルバッテリーを接続し、左胸のロゴを3秒以上押すと加温が始まる。専用アプリで温度を自在に調節できる機能まで実装しているのだからスゴ過ぎる!
四次元ポケットから出てきたかのような未来型のダウン、詳しいスペックは以下の記事で確かめてほしい。
・『厳冬も暖冬もOKな「タイオン」の最新ダウン。着てわかった最新技術の凄み』
 
「ザ・ベストダウン 2020」とは……
冬アウターの王様、ダウン。その温かさ、存在感、使い勝手の良さはアウター界で他の追随を許さず、だからこそ各ブランドは毎冬、渾身作を世に送り出す。さぁ、2020年のキング・オブ・キングスを決めようか。
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佐藤 裕=写真(取材) 


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