肩や首の凝り、腰痛といった体の不調を改善するための有効手段として注目を集めている「筋膜リリース」。
一定時間、体の気になる箇所に圧をかけることで、硬くなった筋膜をリリース(=ほぐす)するのが目的だ。
最近ではいろんな道具が次々登場し、セレクトに迷っている人は多いだろう。
そこで、鍼灸師の滝澤幸一先生に、道具選びのポイントとおすすめのアイテム3つを教えてもらった。
話を聞いたのはこの人!
ビギナーは柔らかめのフォームローラーを
筋膜リリースの道具にも、円筒型や球状のモノ、さらには電動式まで実に多くの種類がある。果たしてどれを選ぶのがベストなのか。
「目的に合わせて選んでください。
全身で使いたい場合は、円筒型のローラーにしましょう。肩、首、腰、お尻の深部を
ピンポイントでやりたければ、テニスボールなどの球状で十分です」。
電動式は、筋膜に刺激を与えすぎてしまうため、あまりオススメしないという。ちなみに、ストレッチ用のポールが家にある人はそれでもOK。
「ローラーは、サイズと硬さを基準に選びます。長さは30cm前後のモノ、直径は体の大きさに合わせてください。目安として、
身長が180cm以下の人は直径10cm前後、それ以上の人は直径15cm前後がいいでしょう。
硬さは最も重要です。
運動不足の人は体が硬くなっているので、柔らかいフォームローラーがベスト。日頃から運動とストレッチを行っている人は、少し硬めのモノにして、適度に筋膜に刺激を与えてください」。
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