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創業者の「絶対に模倣をしない」を貫く

1990年代半ばからは、車種ラインナップも豊富になる。
それまで生産していなかったSUV・ワンボックスに進出。1994年発売の「オデッセイ」から始まったクリエイティブ・ムーバーシリーズは、純粋なアウトドア路線ではなく、余暇における有意義な時間の創出と日常での利便性の両立という新しいコンセプトで好評を博した。
2000年代に入ると、小型軽量で人間の歩き方に近い二足歩行が可能になった新しい人間型ロボット「ASIMO」を発表。さらに小型ジェット機「HondaJet」の引き渡し開始など、二輪、四輪だけではない、さまざまな分野で話題に上ることも増えてきた。
「HondaJet Elite」。1986年から始まった小型航空機と航空機用エンジンの研究が結実した小型ジェット機だ。
各自動車メーカーが合併や提携で合従連衡を進めるなか、独立独歩を貫くホンダ。
根底には、「当社は絶対にほかの模倣をしない。どんなに苦しくても、自分たちの手で、日本一や世界一を」という創業者の信念がある。
独自技術を活かした、オリジナリティの溢れる車。それこそがホンダ車が世界中で愛される理由と言えるだろう。


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