F1での活躍でスポーツカーのブランドに
実は、今では当たり前の機能である地図型カーナビを初めて製品化したのもホンダだ。
1981年に登場した2代目「アコード」に搭載された「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」がそれである。日本でのエアバッグの搭載もホンダが初だ。1987年に発売された「レジェンド」に採用された。
1980年代のトピックスで忘れてならないのは、F1での活躍だ。1988年には、アイルトン・セナとアラン・プロストが操るマクラーレン・ホンダMP4/4がF1史上初の16戦15勝を達成。日本に空前のF1ブームをもたらした。
このような「スポーツのホンダ」というブランディングにより、バブル期から1990年代半ば頃までは、「インテグラ」や「プレリュード」といったスポーツセダンが若者に支持されていく。
搭載されたVTECエンジンは、は高回転になるとエンジン音が変わるのが特徴。その奏でるエンジン音は「ホンダサウンド」として、今なお愛され続けている。
4/5