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エア ジョーダン 35(2020年)

史上最高のバスケットボールシューズを目指して

シリーズの現在進行形である最新作「エア ジョーダン 35」は、“憧れの対象”に見合うビジュアルとパフォーマンスを引っさげ、2020年秋にリリースされた。
日本人初の「ジョーダンブランド」の契約選手であるワシントン ウィザーズ八村 塁モデルが話題となったことも記憶に新しい。
「エア ジョーダン 5」30周年記念を祝したスペシャル・エディション。
もはやフットウェアの歴史そのものとなりつつある「エア ジョーダン」の歩みはとどまることを知らず、さらなる挑戦を続けている。
「ズームエア」のエネルギーリターンの効率を最大限高める改良を施した「エクリプス プレート 2.0」は、その表れである。
楕円形のプレートはミッドソールとの連動により、シューズの横方向の構造を強化し、サポート性を高めている。カット、ダッシュ、ジャンプ時により大きな反発を生み出せる、踵の部分に搭載した「ビジブル ズーム エア」も同様だ。
デザインの核でもある「エクリプス プレート 2.0」のプレート。
「エア ジョーダン」の伝統的なディテールであり、さまざまな方向へ動きにも最適なトラクションを提供するアウトソールのヘリンボーンパターンも優れた機能性を担っている。
「エア ジョーダン 5」からヒントを得た履き口の構造もこのシューズの特徴を語るうえで外せない。
シュータン、アッパーに施した「ジャンプマン」、ヒール部分の「23」のプリントや「NIKE AIR」のタブなど、「エア ジョーダン 5」から踏襲したものだ。
あらゆる面で“プレミアムなシューズ”であること。それこそが、「エア ジョーダン」の揺るぎない理念であり、アイデンティティなのだろう。
 
飽くなきパフォーマンスへの探究心は、最強の名を欲しいままにするブランドの原動力であることは言うまでもない。
そして2020年、本人が使用していた「エア ジョーダン 1」はオークションで約61万5000ドル(約6600万円)で落札された。
ヘリテージまでも味方につけた「エア ジョーダン」は、スニーカー界のキングである。そう断言しても、問題はないだろう。
「What’s AIR JORDAN」とは……
オークションではマイケル・ジョーダン本人が着用していた「エア ジョーダン 1」が61万5000ドル(約6600万円)で落札。彼が現役引退してからも派生モデルは増殖し、比例するように熱狂的マニアも後を断たず。エア ジョーダンって一体、なんなんだ?
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戸叶庸之=編集・文 ナイキジャパン=写真


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