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ヴァージンダウンとリサイクルダウンの違い

GREEN DOWN RECYCLE PROJECTは、限りある資源であるダウンを回収、精製し、GREENDOWNという名前で、ダウンウェアをはじめとする新たな製品の原料として利用するプロジェクト。ダウンを焼却する際に発生する二酸化炭素と、原産国から日本に送られる際の二酸化炭素を抑えられる。ザ・ノース・フェイスをはじめ、採用しているブランド多数。
単にダウンと言っても、最近は初めて使われるヴァージンダウン(新毛)と、一度製品になったものを回収して洗浄したものをもう一度使うリサイクルダウンの2種類がある。その具体的な違いとは?
「新毛はクオリティを選べるのが大きなメリット。フェザーを除いた純粋なダウンだけを、フィルパワー別に選ぶことができたり、白いものだけを集めて取るとか、白黒混ざったものを取るなど、色で選別するのも新毛だからできることですね」。
僕らが手にしている大半のダウンはヴァージンダウンだそうだ。
「一方リサイクルダウンは、いろんな場所や製品から回収しているので、すべて混ざってしまいます。なるべく色を分けることはできるんですが、フィルパワーまでを選別する機能はありません。
ただ、ダウンは非常に硬い物質なので、一度使われることでダウン同士が摩擦で研磨され、無駄な汚れが落とされるので、リサイクルダウンの方が綺麗で、強いダウンだけが残ります。なので、“リサイクルダウンはクオリティが低い”っていう印象を持たれがちですけど、実際はそうじゃないんです」。
リサイクルダウンは、元となる原料がどれだけ集まるかによって供給できる量が決まる。皆一様にリサイクルとして戻しているわけではないので、そもそもの量が少ないのが現状なのだとか。それを多くの企業が取り合うから、必然的に値段も上がる。
環境の側面から見るとリサイクルダウンが正解かもしれないけれど、需要と供給が合っていないのが悩みのタネでもあるというお話だ。次回は、ここで出てきた「フィルパワー」の意味やダウンの洗濯事情についてもお聞きする。
 
[問い合わせ]
ゴールドウイン
0120-307-560
「ザ・ベストダウン 2020」とは……
冬アウターの王様、ダウン。その温かさ、存在感、使い勝手の良さはアウター界で他の追随を許さず、だからこそ各ブランドは毎冬、渾身作を世に送り出す。さぁ、2020年のキング・オブ・キングスを決めようか。
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佐藤 裕=写真 中田 潤=取材・文


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