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■メルセデス・ベンツ「Eクラスオールテレイン」


乗り心地最高な上級モデル

EクラスオールテレインはEワゴンの派生モデルとして2017年9月に登場した、メルセデス初のワゴン系SUVだ。
Eクラスのラグジュアリーな雰囲気と、SUVシリーズの逞しさを融合した佇まいはさすがメルセデス。2020年9月のマイナーチェンジでエクステリアデザインに手が加えられ、シャープさが一層際立った。
なお、マイナーチェンジ後のEクラスオールテレインは2021年2月以降のデリバリーの予定だ。サイズは欧州モデルで全長4947×全幅1861×全高1497mmとなる。

搭載されるエンジンは最高出力194ps/最大トルク400N・mを発生する2Lディーゼルターボ。振動や音が小さく設計されているので高速巡航は快適そのもの。
Eクラスワゴンに比べて最低地上高が25mm高く設定されている。また走行状況に応じて前後のトルク配分を変える同社独自の4WDシステム「4マチック」が備わるほか、サスペンションには車速や路面状況に応じて減衰力を可変させるエアサスペンションシステムが備わり、荒れた路面では車高を最大35mm高めることができる。
走行モードには35km/h以下では車高が20mm高くなる「オールテレインモード」が搭載されている。またディスプレイには車高やステアリング角度、車体の傾きなどをリアルタイムに表示してくれる。

エアサスペンションによるボディコントロールによって、とても滑らかにクルージングできるなど、Eクラスの中でも乗り心地はトップクラス。
しかもラゲージ容量は通常で640L、最大で1820Lと今回の3台の中で最も大容量だ。たっぷりと荷物を載せて、雪道も未舗装路も優雅に走れるワゴン系SUVだろう。
 
ワゴン系SUVは、ベース車のワゴンよりも最低地上高が高められながら、車高自体が低いため安定性も◎。ルーフにも荷物をガンガン積みたいけど、荷物の上げ下ろしやドライブは優雅に。そんな人にオススメなのだ。
「ワゴン系SUV」とは……
今や車選びの主軸になったSUVだが、あまりにも街中で見かけるのでちょっと食傷気味……。しかしそのスタイルや利便性は捨てきれない。そんな人にはステーションワゴンとSUVのクロスオーバーという、ワゴン系SUVがちょうどいいかも。上に戻る
高橋 満=文

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