旅情を誘うGMTウォッチ。日常生活ならスマホが時計代わりになったとしても、旅先ではやはり腕時計が便利だ。
特にGMT機構は一度使うと手放せない。それは旅馴れした証しでもある。
軽やかに浮き立つような旅の高揚感を演出する
HERMÈS
エルメス/スリム ドゥ エルメス GMT
2015年に誕生した「スリム ドゥ エルメス」は薄さをコンセプトに、シンプルなラウンドケースにストラップとの間隔をあえて開けてシェイプしたラグ、そして風が吹き抜けるような軽快感のあるタイポグラフィを備える。
そのスタイルを崩すことなく、ブルーダイヤルとコントラストを描くシルバーグレイン仕上げのGMTダイヤルを装備。アトランダムに配置したインデックスが旅の高揚感を演出する。小窓でのホームとローカルそれぞれの昼夜表示もさりげなく、洗練されたメゾンの美学を象徴する。
機能と美しさのバランスを長持続の実用性が支える
BLANCPAIN
ブランパン/ヴィルレ GMT デイト
第2時間帯の表示は、腕時計の限られたスペースに収めないといけないため容易ではない。特にシンプルなドレスウォッチほど機能と美しさのバランスを保つことは難しい。
「ヴィルレ GMT デイト」はこの難問を解決。時分のリーフ針、独自のローマ数字インデックス、創始者のイニシャル“JB”をエンドに象った秒針というスタイルに、24時間表示のGMT針が違和感なく共存する。さらにシリコン製ヒゲゼンマイを採用した自社ムーブメントは100時間という長持続を誇るのだ。
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