タフさ、ワイルドさ、使い勝手の良さ。ミリタリーウェアには男を掴んで離さない魅力がある。ただ、用法を間違えればコテコテなコスプレになってしまう“諸刃の剣”でもある。
今回、多くのブランドとのコラボに定評のあるRHCが、あのアークエアーの別注アイテムを発表。その“絶妙なミリタリー用法”が早くも話題となっている。 各国の軍隊や特殊部隊に衣類を提供する「アークティス社(ARKTIS)」をルーツに持ち、長年のノウハウをタウンユースに落とし込むレーベルとして2015年に誕生した「アークエアー(Ark Air)」。
ホンモノにこだわりながらも洗練された彼らのプロダクトに、ついにRHCも熱視線を注いだ。
別注コレクションでは、シャツ、パンツ、ショーツの3モデルをリリース。カラーはそれぞれカーキとブラックの2色展開で、どれも着回しやすいシンプルデザインだが、その出来はやっぱり“ホンモノ”だ。
「ユーティリティシャツ」各2万9000円/アークエアー フォー RHC(RHC ロンハーマン 0120-008-752) 生地はいずれもアークエアーのオリジナルファブリック「50/50 リップストップ」を使用。ブランドが80年代から用いる混紡生地で、破れ&裂けにくい耐久性の高さが最大の特徴だ。ほかにも撥水性や速乾性、通気性、シワのつきにくさなどあらゆるユーティリティに長けている。
上の別注シャツは、各国の軍隊が実際に採用しているシャツをタウンユースにアレンジしたモデルをベースに採用。インラインでは半袖だけだったが長袖とし、マジックテープなどのディテールを削ぐことで、よりシンプルな顔付きに整えた。
「ユーティリティショーツ」各2万6000円/アークエアー フォー RHC(RHC ロンハーマン 0120-008-752) もともと米軍が作業着として採用していた「ユーティリティショーツ」は、通常は片側だけのバックポケットを左右に設け、利便性を向上。
マジックテープなど、街では不要のディテールはシャツ同様に排しつつ、レングスをわずかに長く微調整するなど、普段の装いに合わせやすくアレンジした。
「ユーティリティパンツ」各2万9000円/アークエアー フォー RHC(RHC ロンハーマン 0120-008-752) ショーツのディテールをそのまま応用したフルレングスモデルも用意。米軍のものよりも細身にすることで、スラックスのような雰囲気を獲得した。
「Quality of Endurance(耐久性という品質)」をモットーに掲げるアークエアーのクラフツマンシップと、ミニマルでカジュアルなRHCの魅力がバランス良く融合した今作、発売は1月16日(土)。
ミリタリーウェアは男性的な魅力を引き立ててくれる反面で、ガチすぎると野暮ったい。でも、さまざまな国の軍が広く愛用し、さらにRHCがアレンジしたこんなアイテムなら、誰でも絶妙なミリタリー感がサクッと取り入れられるに違いない。
[問い合わせ] RHC ロンハーマン 0120-008-752http://rhc.ronherman.jp 原嶋鉄人=文