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2021.01.03

あそぶ

キャンプのTPOに応じた正しいスリーピングマット選び、あなたはできてます?

スリーピングマット
「Camp Gear Note」とは……
スリーピングマットのタイプごとに違いを解説した前編に続いて、後編では3つのタイプを具体的に比較してみよう。
それぞれのタイプが得意とするジャンルを理解すれば、あなたが必要としているスリーピングマットがきっと見えてくる。

さまざまな角度からタイプを比較してみよう

スリーピングマット
スリーピングマット
クローズドセル(緑)とエアパッド(黄色)の収納サイズはここまで違う。セルフインフレータブル(水色)は両者の中間的大きさと重量。
まず、収納サイズと重量について。モデルや厚みの違いにもよるが、基本的にはエアパッド→セルフインフレータブル→クローズドセルの順で軽く小さい
荷物を全部背負って移動する登山や電車でのキャンプにも使うことを考えているならば、小さく軽いことは大きなメリットとなる。
スリーピングマット
エア注入タイプをしまうとき、一度で空気を抜き切るのは難しい。2回に分けて根気よく抜くのが秘訣。
設営の早さは、クローズドセル→セルフインフレータブル→エアパッドの順。撤収時はフォームから空気を抜くのには少々コツがいるため、クローズドセル→エアパッド→セルフインフレータブルの順に変わる。
ちなみにしっかり空気を抜いてきれいに畳むには、一気に全部の空気を抜こうとせず、2回に分けて行うのがコツ。なんなら3回やったってOKだ。
スリーピングマット
モデルによって厚みはこんなに違う。いちばん上が2.3cm、いちばん下が4倍近い9cm。
続いて厚みについて。これは軽さに反比例して、クローズドセル→セルフインフレータブル→エアパッドの順となることが多い。
クローズドセルとセルフインフレータブルは、フォーム材が断熱性とクッション性を持っているためある程度薄くても機能するが、エアパッドは空気でその要素を作るので必然的にある程度の厚みになる。
基本的に厚さがある方がクッション性はいいが、寝心地自体はマットの形状にも左右される。必ずしも厚み=寝心地、断熱性ではないことは覚えておきたい。
スリーピングマット
耐久性の高い表地を採用したエアパッドタイプもある。重さと収納時の大きさはそれなりになるが、キャンプで使うならば頼もしい選択肢だ。


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