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最初はあまり好きではなかった

私は心理学を専攻していた内向的な人間でもあったせいか、最初はその「フィードバックの文化」はあまり好きではありませんでした。
大学であれだけ繊細に対応するようにとされていた人々の心に「土足で踏み込む」行為のような気がしたからです。人の心を動かすとか、さらにその人の行動を変えるとかはとても大変なことであり、ストレートにズケズケとモノを伝えればわかるというような雑なものではないと思っていました。
実際、最初の頃、(私が悪いのですが)周囲をまだそこまで信頼できていない時期に上司や先輩からたくさんフィードバックを受けたのですが、まったく耳に入らず、行動も変わりませんでした。
 

なぜあんな面倒なことをしてくれたのか

その後、いろいろ一緒に仕事をしていくに従って、徐々に周囲の耳の痛いフィードバックもちゃんと受け止められるようになり、それをもとに行動を改善するようになったことで、最終的にはなんとか成長できたように思うのですが、おそらく私を育成するは手間がかかったことでしょう。
いろんな人からのサポートの賜物です。今更ながらあの頃の「不良」な自分に面倒なフィードバックをしてくださった方々に対して感謝をしています。
それにしても思うのは、なぜ聞く耳を持たない私に対して、ネガティブフィードバックという嫌われるかもしれない面倒くさいことをしてくれたのでしょうか。


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