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レッスン5:食べ応え◎のジャンボ餃子に最高なクラフトビールを選べ!

吉祥寺の「篭蔵」。美味いメシ屋が軒を連ねる吉祥寺で、ローカルも餃子ファンも訪れる持ち帰り専門の手作り餃子店だ。
「僕にとっては地元の青春の味。ここの餃子を出すラーメン屋があって、学生時代に通っていました。
篭蔵の餃子はとにかく大きい。通常の2倍以上のジャンボ餃子ですが、肉と野菜のバランスが良く、ペロリと食べられるのが魅力。この餃子をとことん味わうためのクラフトビールを選びました!」。

餃子の超人による「餃子と飲みたいクラフトビール4選」

①「僕ビール君ビール」(ヤッホーブルーイング)

こちらはコンビニのローソンやポプラでも取り扱いのあるクラフトビール。伝統的なセゾンというビールスタイルで、アルコール度数が低めで軽やかな飲み口が特徴。
「僕ビール君ビール」は、柑橘やトロピカルな風味のホップを加えて、爽やかな飲み心地をアップしている。

「フルーティな香りで、野菜の甘みを引き立てるビール。餃子の脂をすっきりと洗い流してくれて、ジャンボ餃子をパクパク食べ進めさせてくれる、まさに餃子の友」。
 

②「カミカツルーヴェンホワイト」(RISE & WIN BREWING)

徳島県上勝町にあるブルワリーによるこのビールは小麦麦芽を使ったホワイトエール。香り良いホワイトエールに、地域の特産物である柚香を使ってフルーティに仕上げている。

「餃子に爽やかに寄り添ってくれるビール。餃子の皮も小麦粉ですから、小麦×小麦のペアリングを楽しんでもらえる組み合わせです。柔らかな喉越しで、肉と野菜のバランスがちょうどよい〈篭蔵〉の餃子によく合います」。
 

③「山椒エール」(いわて蔵ビール)

色や味わいを楽しむエールに岩手県一関で収穫された山椒を加え、その爽やかな刺激がおいしいビール。ホップの苦みのあとにすーっと山椒の風味が口の中に広がる。

「これは餃子に寄り添うというよりも、パンチとして餃子と一緒に味わってほしいビール。口の中のテンションを変えてくれるので、篭蔵のようにバランスの良い餃子だけでなく、肉肉しい餃子にも対等に渡り合って美味さを引き出してくれます」。
 

④「Gyoza Pilsner」(Y.Y.G. ブルワリー)

こちらは「餃子と言えばビールでしょう」のひと言を追求し、ガクさんがY.Y.G. ブルワリーと開発した餃子のためのクラフトビール。日本で最も飲まれている黄金色のピルスナースタイルで、副原料にはなんと中国茶を採用している。

「餃子の油分をウォッシュしつつ、肉や野菜の旨味に寄り添うジャスミン茶とプーアル茶の香り。すっきりした味わいの中に、茶葉の織りなすアロマやコクもしっかり感じられる心地良い後味です。これぞまさしく餃子のためのビール!!
12月5日からY.Y.G. ブルワリー代々木、千葉両店にて生ビールが飲め、同オンラインショップにて瓶ビールの販売が始まってます。餃子好きにはぜひ飲んでみていただきたいです」。
 
うーん、やっぱり餃子とビールの組み合わせはたまらない!
「今日ご紹介したのは僕のオススメのペアリングで、ぜひ試していただきたい4種ですが、今はさまざまなクラフトビールが手軽に買えるようになりましたから、ぜひ自分好みのペアリングを見つけてみてください!」。
さて、餃子超人・オガサワラガクさんによる餃子レッスンはこれにて最終回。
あなたも今日から餃子沼にドボン、ですね。深くハマればハマるほどに楽しく美味なる沼を、ガクさんのように食べ歩いたり作ってみたり、自由自在に泳いでみて。

 
「篭蔵」
武蔵野市吉祥寺本町2-21-10
www.kagozo.com
生餃子5個500円
餃子超人プロフィール
オガサワラガク

1987年東京生まれ。10年勤めたアパレル会社を昨年退職し、餃子愛好家へ転身。全国の餃子の食べ歩き記録をinstagram(@kebab)と自身が運営するサイト「今夜も餃子とブギーバック」にて紹介している。最近は、食べ歩くだけでは飽き足らず、理想の餃子を追求するため夜な夜な餃子作りに励んでいる。
 
「ウマい餃子術」……
老若男女、店でも家でも人気の食事=餃子。冷凍なり、取り寄せなり、美味い餃子を手に入れたら、それを上手く食べたい。その秘訣を、週8で餃子を食す超人・オガサワラガクさんに訊く上に戻る
渡辺修身=写真 川瀬佐千子=編集・文 UTUWA=撮影協力


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