世界的に流行している「ウェルネス」の中心地であるカリフォルニアで、ウェルネスライフを実践する“ウェル男”たちがいる。
彼らが行う“体にイイコト”、そのヒミツは自然エネルギーを感じる4つの健康法にあった。
[アーシング]
素足や素肌で大地に直接触れてエネルギーを得るとともに、体に溜まった電気を放出してバランスを整える「アーシング」と呼ばれる健康法が、世界的に流行している。その“中心地”と呼ぶべきが、ずばりカリフォルニアだったのだ。
アーシングは、古くからネイティブアメリカンによって行われてきた習慣でもあり、シチュエーションは朝の海岸がベストだという。タソセラピーと呼ばれる海洋療法も相まって、特に優れた効果が期待できるそうだ。
「砂の上を歩くことで体表の電位が大地と同じレベルになり、体内の電気のバランスが整う」と語るのは、シェフでセラピストのデイビッド。
また、カリフォルニアの砂浜では仰向けになった状態でアーシングをする光景もよく見られる。忙しい人は週末だけビーチに赴いて寝転がりながら読書をするなど、各々があくまで日常の延長線上として楽しんでいる模様だ。
とにもかくにも、素足になって海岸で遊ぶ。問答無用に気持ちいいことは、やはり体にもいいことだった。
ナチュラルにこだわるウェル男
プライベート・ヴィーガンシェフ&マッサージセラピストデイビッド・サイクス Age 371983年生まれ。10代後半でLAに移住し、ファッションモデルとして活躍。その後、富裕層や著名人などのプライベート・ヴィーガンシェフに転身。マッサージセラピストでもある。
instagram@thedavidsykes [サウンドボール]
ボールの縁を木の棒で軽くなぞりながら音を奏でることで派動(エネルギー)を調整し、癒やしの効果も得られるというサウンドボール。本来はチベットの僧侶が瞑想する際に使用していたが、近頃はヨガのセッションにも取り入れられている。
カリフォルニアではサウンドボールを主体にしたメディテーションやヒーリングセッションにハマる人が激増していて、演奏者も増殖中とのこと。
デイビッドは「自宅で瞑想する際や掃除のあとに取り入れることが多いかな」と、天然クオーツ製のものを愛用する。一般的なメタル製のボール以上に、澄んだ音色と長い余韻が味わえるようだ。
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