即実践したい、アーシング推奨メソッド
さらに、海のすごいところは、浜辺で過ごすだけでもセラピー効果が期待できる点にある。
「浜辺に打ち寄せる波のリズムには心拍や呼吸と同じような1/f(エフ分の1)と呼ばれる“ゆらぎ”があり、人体のリズムとシンクロすることで深い安心感を得られるといわれています。
また、海を眺めているだけでも、肌で風を感じたり、鼻で海水の匂いを嗅いだりできます。こうすることで現代生活ではほとんど実感できない五感の働きを活性化させることができるんです」。
浜辺で過ごすだけでそんなに体にいいのだから、アーシングをしない手はない。荒川先生が推奨するメソッドはこう。
「朝日を浴びながら、キレイな広いビーチで行うのが理想的です。裸足で歩くので、ガラスなどの危険物が落ちていないかチェックしてください。
ビーチをゆっくり往復しますが、行きは5〜10分ほどかけて砂がふかふかしている部分を歩き、帰りは同じ時間で波打ち際を歩きます。砂の上は歩きにくいのでちょうどいいエクササイズになりますし、足裏の心地良い刺激によって血行が良くなることで、リラクゼーション効果も生まれます。
また、イメージも大切です。足裏で地球とのつながりを感じながら、母の胎内や生命誕生の地を思い浮かべてください。そして自分の過去、現在を振り返り、明るい未来を想像してください」。
「海が近くにない」という人でも問題ない。先生によれば、半年に1回ほどであっても、浜辺でアーシングを行うことで、心身への好影響が期待できるという。もちろん、アーシング自体は浜辺だけに限らず、近所の公園や土手でもできる。
体やココロの調子が優れないときは、朝、早起きして海へ出かけよう。母なる地球とつながれば、最高の一日のスタートを切ることができる。そうすれば、きっとあらゆることが好転するはずだから。
| アーシング博士 アーシングジャパン 田中一明さん 1951年生まれ。慶應義塾大学卒業。アメリカ、ウィラメット大学アトキンソン大学院修了。’79年に株式会社カクイチに入社し、’97年から2013年まで代表取締役社長を務め、会長職を経て現在、名誉会長。’15年一般社団法人カクイチ研究所を設立し代表理事。同時にアーシングジャパンを起業し’17年より代表を務める。 |
| ウェルネス博士琉球大学 国際地域創造学部/観光科学研究科ウェルネス研究分野 教授 荒川雅志先生 1972年生まれ。学習院大学卒業。福岡大学大学院修了。医学博士。’99年に沖縄に移住後、琉球大学の客員教授を務め、2012年に観光産業科学部(現・国際地域創造学部)の教授に。海洋療法やウェルネスツーリズムのモデル開発、長寿者のライフスタイルなどさまざまな研究に取り組む。 |
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