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食欲を抑えるカギは、かつお節に含まれる“ヒスタジン”

「4種類の食材のうち、ことダイエットにおいて威力を発揮するのがかつお節です。そのまま食べたり、出汁を飲むことで、食欲を抑えることができます」。

メカニズムはこう。脳内で食欲を抑える働きをするヒスタミンという物質があるが、これは食べ物から直接摂取することができない。
ただ、かつお節に含まれるヒスチジンを摂取すれば、酵素の働きによってヒスタミンとなり、脳内の満腹中枢を刺激して食欲を抑制することができるのだ。
「研究ではヒスチジンを多く含む食品をたくさん摂取する人は、1日の摂取カロリーが少ない傾向にあることがわかっています。ネズミにヒスチジンを混ぜたエサを与えると、そうでないネズミに比べ、食べる量が約3割減少したという報告もあります。
さらに、脳内で作られるヒスタミンは、交感神経を刺激することで脂肪燃焼を促進し、内臓脂肪を減少させる働きもあるんです」。
かつお節にはリラックス効果もある。トリプトファンは、心を落ち着かせるセロトニンのもとになる栄養素。胃にうま味成分が送られると副交感神経の働きが促進され、緊張が緩和されるのだ。


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