LACを使って見つける、未来の住処
「LAC八ヶ岳北杜はプロデューサーのジョニーさんがこだわって環境を整えています。バンを活用したノマドライフを実践してきた人で、彼のような魅力的な人と出会えるのもLACの素敵な特徴。会社に入ってしまうと、よほど自発的に動かない限り自社以外の人との交流機会を得るのは難しいですから。それに会社だけ、個人だけ、で物事を考えることにも限界があります。弊社にはいないタイプのフリーランスの人、仕事や生活に縛られていない人と会える機会が多く、話を聞くだけで刺激的。そもそも40歳を過ぎて、仕事以外で20代の人と普通に話せる機会がほとんどありません」。
会社員としては出会いにくい人と出会い、視野が広がる。それがLACの魅力であり、また人との巡り合いを通じて、その土地への見識を深めることもできる。LACに集う人には土地柄や風土に関心を抱く人が多く、地元の人との触れ合いも可能なためだ。
今後は徳島県の美馬や沖縄県のうるまにある施設も訪れてみたいという。それ以外にも、現在LACが展開する施設は全国で11カ所(11月17日現在)もある。これら東北から沖縄にかけて点在する拠点を利用しながら、「この土地なら‥…」という場所との巡り合いにも、期待している。
「リビングエニウェアコモンズ(LAC)」あらゆる制約に縛られることなく、好きな場所で、やりたいことをして暮らす生き方を実践するための“コミュニティ”。現在、会津磐梯、伊豆下田、岩手県の遠野など日本全国5カ所に展開する(詳しくは
HPを参照)。いずれもWi-Fi環境や電源などを完備したワークスペースと、長期滞在を可能にしたレジデンススペースからなる複合施設だ。2020年中には計10カ所のオープンを目指している。
上に戻る 「“職遊融合”時代のリアルライフ」とは……モーレツ社員が礼讃された高度成長期から、ライフワークバランスが重視される2000年代へ。そして今、ワーク(職)とライフ(遊)はより密接となり、「そもそも区別しない」生活が始まった。ワーケーションなどのサービスも充実し、職場の常識も変わり、身の回りに新しい暮らしを実践する仲間も増えてきた。さて、あなたはどう生きる?
上に戻る 小山内 隆=取材・文