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飲みニケーション代わりに、走りミーティング

「アウトドアが近いライフスタイルを求めて5年ほど前に葉山へと引っ越したのですが、その環境があまりにも良すぎて(笑)。この環境をフルに生かすため、在宅でできる仕事を探すことにしました」と、竹谷さん。
こうして見つけたのが、スポーツ向けのテーピングテープや、小規模メーカーのスポーツ・アウトドア用品の輸入などを行う会社のセールスマネージャー職。ごく少人数の会社であり、基本的に自分ひとりで各地の営業へと飛び回る仕事のため、本社に出勤する必要もなければ、都心部に住む必要もない。葉山の自然を身近に感じながら、仕事に子育てに打ち込める。
「営業先も東京やその周辺が中心で、自宅のある葉山から直行できます。本社のある静岡には出社せず、もっぱら近所のカフェなどにこもって仕事をしています」。
そこで気分転換になるのがランニングだ。
竹谷浩
「もともとは10年以上前、仕事の関係で参加したトレイルランニングのレースがきっかけでした。登山はしていたのですが、走るのは好きじゃなくって。いざ走ってみると、もちろんキツいのですが達成感が得られるし、体力がついてできることの幅が広がります。
しょっちゅうレースに出るわけではないのですが、そのときそのときの体力に応じて、少し背伸びしたくらいの目標を目指してレースにチャレンジしています」。
そして、ランニングをコミュニケーションの手段として楽しんでいるのが、竹谷さんの特徴かもしれない。昨今の社会情勢の中、外回りの機会が減って、ひとりで働く時間が増えてきたことも拍車をかけている。
「これは以前からですが、走るようになってから出張先でも夜のお酒の席ではなく、朝ランや登山をしながらのミーティングをすることが増えました。雑談ついでにポジティブなアイデアが出ることもしばしばで、円滑にコミュニケーションできます。イベントの打ち合わせがあるときはフィールドの現場で行えますし」。
竹谷浩
「今年に入ってから在宅時間が増えたことで、散歩がてら妻と一緒に走る機会が増えました。主に夜、子供たちが入浴している時間を利用して、5kmほどを無理のないペースで。面と向かって話すような感じでもないのですが、走りながらだと子供のこと、お互いの近況などを話す、ちょうどいい時間が取れるんです」。
これは良いことを聞いた。最近すれ違いが多いと感じている夫婦は、2人きりの時間が生まれるけれど息がつまることもない、ランニングコミュニケーションを取り入れてみると良いかもしれない。


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