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不可能を可能にした“鮭色成分”の正体


まず驚かされるのが、ジェリーの色である。
この鮮やかな赤色は「アスタキサンチン」という成分色素によるもの。アスタキサンチンは肌にハリや潤いを与える優れた美容成分で、鮭やイクラに多く含まれている。鮭が“食べる美容液”と言われる所以は、ここにあるのだ。
しかしアスタキサンチンは、デリケートで光や熱に弱く、しかも水に溶けないという厄介な性質を持つ。それゆえ化粧品に使うのが難しいとされていたが、富士フイルムは長年培った技術力で、それを可能にした。

彼らは独自のナノテクノロジーを駆使し、アスタキサンチンの微粒子化に成功。さらにこれを薄く柔らかい膜で包むことで、化粧品の中に高濃度に配合可能な「ナノアスタキサンチン ※1 」という美容成分を生み出したのである。
アスタリフトのジェリーが鮭色なのは、アスタキサンチンの成分が豊富に配合されている証、というワケだ。
 

発明賞も受賞した世界最小クラス ※2 のナノ成分

ジェリー アクアリスタが生まれた富士フイルムの研究所。
このジェリーにもうひとつ欠かせないものがある。それが保湿成分「ヒト型ナノセラミド」だ。
セラミド自体は、もともと人の肌にも存在するのだが年を重ねるごとに減少していく。不足すると潤いのないカサカサ肌になってしまうため、欠かせない成分だ。
しかし、水にも油にも溶けないためアスタキサンチン以上に化粧品に用いるのが難しく、仮に配合できたとしても、肌の角層への浸透性に課題があった。

そこで富士フイルムは、印刷分野で使用していた特殊なナノ分散技術を応用し、独自成分のヒト型ナノセラミドを開発。ジェリーの中に高濃度の潤い成分、セラミドを配合できるようになった。実はこれ、化粧品初の発明賞も受賞しためちゃくちゃ凄い技術なのだ。
世界最小クラスまで極小化したセラミドは、浸透性が高く、肌の奥深くまで潤いを届けてくれる。
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