スケルトンダイヤルは文字盤を省き、メカを見せることで機械式というアイデンティティをアピールする。
そこには、見せるに相応しい魅力が備わっているから。
スケルトンが奏でる歴代初ミニット・リピーター
PATEK PHILIPPE
パテック フィリップ/ミニット・リピーター・トゥールビヨン 5303
パテック フィリップは、現行モデルで多くのミニット・リピーターを揃える。通常のゴング以外にも、ほぼ2倍の長さを持つカセドラル・ゴングや他の複雑機構との組み合わせなど多岐にわたるが、その多彩なバリエーションでもスケルトン仕様は初になる。
周回するゴングとハンマーを前面に据え、音色だけでなく、時打ちの動作も存分に楽しめる。さらに6時位置にはトゥールビヨンキャリッジの裏面も。これぞまさに眼福。
宙に浮かぶキューブが波のように途切れぬ時を刻む
LOUIS VUITTON
ルイ・ヴィトン/タンブール スピン・タイム エアー 日本限定モデル
時針の代わりに隣り合った12個のキューブが1時間ごとにリレー式に回転し、時を示す。この革新的なスピンタイム機構は、2009年に開発され、特許を取得。
独創性はさらに進化を遂げ、ムーブメントの機構部をスケルトンダイヤルの中央に集約し、そこから伸びたキューブはまるで宙に浮かんでいるかのようだ。中央部には日本古来の紋様として親しまれる青海波の紋様を施し、そのユニークな動きともマッチする。
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