サウナ師匠の次なる野望
“サウナー”は本物志向のこだわり屋が多い分、仕掛けるほうも生半可なものは作れない。でも、そうした程良い緊張関係が、結果として世の中に広まる大きなムーブメントの原動力になっている。
今後秋山さんは、女性専用の完璧なサウナをやりたいそう。
「男性優位すぎる日本のサウナ市場へのカウンターであり、女性が整えば男性が、ひいては家庭が整う、という僕の持論を提言したい(笑)。男性が入れなくて悔しい!って思うくらいのものを作って、シーンを活性化したいですね」とのこと。
たかがサウナ、されどサウナ……。秋山さんの溌剌とした表情と肌ツヤは、サウナがもたらした汗と愛の産物に違いない、と感心せずにいはいられなかった。
谷川慶典=写真 三木邦洋=文 千野あきこ=編集