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2020.11.07

からだ

ビギナー必読! ランニングのプロが教える、ラクに長く走るコツ

走るタイミングやシューズの選び方、水分補給など、ランニングを始める前に知っておくべき基本的な情報は、前回お伝えしたとおり。
今回は実践編として、ラクに走るための秘訣やケガ予防、さらにはダイエットに効く方法を、ランニングコーチの金 哲彦さんに教えてもらった!

話を聞いたのはこの人!


金 哲彦(きんてつひこ)●1964年福岡県出身。早稲田大学競争部時代には箱根駅伝に出場。4年連続で5区「山登り」を走り、2度の区間賞を獲得。卒業後はリクリートでリクルートランニングクラブを設立。’95年には監督に就任。
2001年にはNPO法人ニッポンランナーズを設立し、プロアスリートや市民ランナーの指導にあたる。現在はホカ オネオネのアンバサダーも務める。著書に『新型コロナ時代のランニング』(KADOKAWA)など。

ラクに走るポイントは姿勢と体幹

©︎master1305/iStock
──とにかく長くラクに走るためのコツが知りたいです。
そのためには、まず姿勢が大事です。背筋を伸ばして、正面の10m先を見るイメージで顎は上下させないこと。両肩は真後ろに引いて胸を開き、肩の力を抜いてください。
左右の足に均等に体重が乗っているかもポイント。この姿勢ができるようになれば、過度な疲労やケガも防げます。
──なるほど。プロのマラソン選手みたいに軽快にも走りたいのですが……。
彼らはスッ、スッと自然に足が前に出るような走り方をしますよね。その理由は体幹を上手く使っているから。
体幹とは背筋や腹筋などを含めた胴体全体を指す言葉。この体幹を柱(中心)にして、胴体を左右にねじるイメージで走ると、体全体がブレることなくラクに前へ進めるんです。
──着地のときのポイントはありますか?
足のつま先が真っすぐ前を向いて、体の真下に着地するようにすれば大丈夫です。こうすることで、フォームもさらに安定します。
──走っている間の呼吸はどうすればいいでしょうか?
息は走るリズムに合わせて「口で吐くこと」を意識してください。ちゃんと息を吐くことができれば、自然と空気は肺に入ってきます。
疲れてくると顎が上がってしまいがちですが、このときは要注意。顎が上がると気道が細くなるため、呼吸がしづらくなります。


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