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2020.11.03

ファッション

オイルレザー仕様のオニツカタイガー。進化したオールドスクールの魅力

ハイテクスニーカー全盛の昨今、オニツカタイガーが新たに世に出した「OILED LEATHERシリーズ」が話題となっている。
シーンを顧みず、逆にオールドスクールを突き詰めた結果、ひとつの“進化”を極めている――と。

オニツカタイガーの新作は、シリーズの名前の通り、オイル含有量の多いヘビーオイルレザーをアッパー全体に使用。スエードとのコンビネーションがコントラストを放つ。しっとりとした触り心地とマットな重厚感で、唯一無二の仕上がりを迎えた。
今回は、ブランドの定番モデルであるタイガー ホリゾニア、GSM、リンカン ブーツの3アイテムをベースに採用。ひとつずつ視線を注いでみよう。
「タイガー ホリゾニア」1万4000円/オニツカタイガー(オニツカタイガージャパン 0120-504-630)
トレイルランニングシューズをモチーフして生まれたタイガー ホリゾニアを、オイルレザーとスエードでアップデートした逸品。クラシカルでシックなアッパーと武骨なアウトソールのギャップが、ほかにはない独特の個性を醸している。
「GSM」1万4000円/オニツカタイガー(オニツカタイガージャパン 0120-504-630)
「Game Set Match」のイニシャルを名前にしたテニスシューズをルーツに持つGSM。落ち着いたトーンのブラウンが基調となっており、その質感と渋みはビジネスシーンでの登用も可能。もちろん、そのほかあらゆるコーディネイトに合わせやすい一足である。
「リンカン ブーツ」1万7000円/オニツカタイガー(オニツカタイガージャパン 0120-504-630)
あの人気ワークブーツも今回のシリーズに起用された。インラインの光沢感あるワントーンもグッドだが、オイルレザー仕様になるとヴィンテージ感が一層高まり、味わい深い表情に早変わり。
3足とも履き込んでいくうちに生まれる風合いの変化も楽しめそうだが、そんな期待ができるのもオールドスクールなスニーカーならでは。

いずれもインソールにはクッション性と耐久性に優れたオーソライトを採用した。またタイガー ホリゾニアとリンカン ブーツのアッパーレザーには、人体に悪影響があり得るとされる「クロム」を含まないクロムフリーレザーを使用している。
トレンドに迎合せず、オリジナルの着想と創造性で模索した、“退化による進化”と言えるような稀有なアプローチには脱帽する。こういう価値ある一足を足元に宿すのも、大人の楽しみのひとつだろう。
 
[問い合わせ]
オニツカタイガージャパン
0120-504-630
原嶋鉄人=文


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