走るコトで生まれる新しいコミュニケーション
「それからお客様と洋服を通してのコミュニケーションでなく、コトを通してのコミュニケーションが作れたのも新鮮でした。
ランナー同士だとすぐ打ち解けられますし、人付き合いの幅が広がるのもいいですよね。食品メーカーに勤務されている方とか、普通に生活してたら知り合えない人と、友人になれました。
たまに海外からのゲストが参加してくれることもあって、異文化コミュニケーションの機会もありましたよ。呑みながらでなく走りながらの、健康的なコミュニケーションですよね」。
コロナ禍においては朝に、ひとりで走っているが、状況が落ち着いたらまら夜に仲間と走ってみたい、とのこと。
「洋服畑のバックボーンがあるので、今のモチベ―ションのひとつはしっかり体型を維持したいということ。このあたりがレース指向の方とは少し違うかもしれません。
それからウェアリング、スタイリングも走るモチベーションに繋がります。自分なりにしっくりくるコーディネートに身を包むと、それだけでアガりますから。やっぱり服が好きでブランドへのこだわりもありますし、新しいウェアやシューズを選ぶのはいつまでたっても楽しいんです。
こんなときほどギアを新調して、走るきっかけにしてみるといいのではないでしょうか」。
最初は派手なカラーのスポーツウェアが多かったが、現在は落ち着いたトーンの、比較的メジャーではないメーカーのアイテムをよく手に取るようになったとか。
そのあたりのスタイリング術は後編で!
RUNNER’S FILE 21 氏名:川崎 匠 年齢:38歳(1982年生まれ) 仕事:コーエン メンズPR 走る頻度:週3~4日、5km弱 記録:レースへの参加経験なし |
「Running Up-Date」ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。
上に戻る 連載「Running Up-Date」一覧へ礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真