「Running Up-Date」とは……昨今の社会情勢を受けて生活習慣が大きく変わり、通勤や移動の頻度が減って体重がアップ。そんな“コロナ太り”のエピソードは枚挙にいとまがない。
一方で、「自分の場合、リモートワークが中心になったおかげで “コロナ健康”になっています」と語るのは、人気ブランド・コーエンのPRを務める川崎 匠さん。
どういうことだろう?
通勤にあてていた時間を無理なくランニングにシフト
「世田谷区の千歳船橋駅周辺に住んでいるのですが、これまでは都心部のオフィスまでドアツードアで1時間ほどかかっていました。
その通勤分の時間が浮いたおかげで、朝に余裕ができたんですよね。だから週平均にすると3~4回ほど、晴れている朝は、ほぼほぼ走りに行っちゃいます」。
毎朝の走る距離は5km弱。ホームコースである砧公園が定番だ。走り終わってシャワーを浴びたりする時間を考慮に入れると、1時間ほどのスキマ時間が無理なく走るにはちょうどいい。
「走り始めた最初の頃は『キロ何分で走れるようになった』とか、『走行距離が伸びた』とかがモチベーションになっていました。でも今はとくにタイムなども気にせず走ります。
走ることに関して、そもそもトレーニングという意識がなくって、マラソン大会への参加経験はゼロですし、興味もありません。日々のランニングが“練習”になってしまうのがイヤで、無理せず散歩の延長線上で走っている、という感じなんです」。
新しい生活様式に対応したマラソン大会が徐々にリスタートし始めているものの、まだまだ大会の数も参加定員もごく限られているのが現状。
一時的にモチベーションがダウンしてしまったランナーも多いなか、むしろランニングの頻度が密になってフィットネスがアップしたという、気負わない川崎さんらしいランニングアップデートだ。
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