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【初級編】
いろいろな食材を蒸してみよう

もう少し踏み込んでみたいなら、次はお好みの素材を揃えて蒸してみよう。
おすすめは季節の野菜+お好みの肉の組み合わせ。肉にだけ塩で軽く下味をつける。野菜にも先に味をつけると余計な水分が出てしまうので、野菜はカットしたらそのまま蒸す
メスティン
食べるときに好みの調味料でいただく。塩胡椒だけでも美味しいし、ポン酢やマヨ+柚子胡椒なんて組み合わせもあり。
基本は惣菜を蒸すときと一緒で、蓋をして火をつけるだけで出来てしまうが、より美味しく仕上げたいなら火の通りにくい食材から順番に蒸すといい。
例えば、根菜などをある程度蒸してから、肉やキノコ類など火の通りやすいものを追加する。小さなことだが、食材に火が入り過ぎず、美味しくいただける。
底に蒸した水分と食材から出たスープが溜まっているので、食材を蒸したあとは麺やご飯を追加しての〆もあり。
メスティン
根菜類から蒸し始める。水を入れ忘れて空焚きしないように注意したい。
 

【中級編】
蒸し煮に挑戦してみよう!

さらにレベルを上げてみよう。次なるステップは蒸し煮。この調理法もメスティンに向きな調理法のひとつである。
メスティンは、安定感はあまり良くないため、スープや鍋もののような汁気の多い料理は注意が必要だが、水分量の多くない蒸し煮なら吹きこぼしてしまう心配も少ない。
とはいえ、水分がなくなると焦げついてしまうため、火加減と水分量の見極めが大事なので、中級者向きとしておきたい。
メスティン
醤油やラー油をかけてみたり、アレンジは自由自在。
用意する食材は、豚バラの薄切りと白菜だけでOK。干し椎茸や干しエビもあると、より旨味が濃くなる。
塩胡椒をした豚肉と白菜を交互に鍋に詰め、和風顆粒出汁、日本酒少々を全体に振りかけて、蓋をして蒸す。手順は以上。
干し椎茸を使う場合は、戻し汁も一緒に入れてあげよう。白菜からたっぷりと水分が出るので、水を入れる必要はない。
メスティン
火が入ると食材が縮むのでみっちりと詰めよう。水を入れないほうが旨味が濃い。
豚肉に火が通れば食べられるので、蒸し時間は10分もあれば十分。
火力は沸騰するまで中火で温め、沸いてからは弱火にしてじっくり蒸し煮にするイメージで。
下の写真のように蓋に箸やスプーンを当てると、蓋を取らずとも中身が沸騰したかが確認できる。玄人っぽい仕草なので、ぜひお試しいただきたい。
メスティン
沸騰し始めると、スプーン越しにクツクツと沸いている感覚が伝わってくる。


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