孤独なアパート暮らしから楽しいLAC滞在へ
そして長谷川さん自身もLAC伊豆下田の利用者だ。下田に来たばかりの頃はアパートを借りていて、今も仕事の関係からホテルに泊まるときもあるというが、基本的には伊豆滞在中の拠点はLAC伊豆下田にしている。
「下田は観光地ですから、ホテルの場合は、夏になると料金が跳ね上がったり予約が取れなくなったりします。
通年で仕事があることを思えば定宿が欲しい。そこでアパートを借りていたのですが、LACを利用して改めて思いました。こちらのほうが楽しい。アパート時代は寂しかったなと(笑)」。
仕事を終え、市内の居酒屋でひとりで飲み、ひとりの部屋に帰る。それがLACだと多くの人がいる。
しかもオープンマインドな人が多く、共用スペースで仕事をしていると「こんにちは」といった挨拶から会話が始まっていく。孤独感はないし、利用者は何かしら下田への思いを持っているため、情報交換、意見交換へと発展。有意義な時間となることが多い。
1Fのロビーの作りがオープンな雰囲気なのもいい、と長谷川さんは言う。
「ガラス張りで街に開いている感じなんです。だから外から入ってきやすい。それにワークスペースでありコミュニティスペースだから、常に人がいて賑やか。とても居心地の良い場所なんです」。
さらに屋上も気にいっている場所だという。
「まだ雨ざらし状態できちんと使えていないんですが、景色がとてもいいんです。今後テーブルと椅子がセットされたら、抜群の夕日スポットになりますよ。仕事終わり、もしくは仕事を休止して、ビール片手にみんなで乾杯。考えただけで最高ですよね」。
もう長く来ていることから、下田の魅力の捉え方が変わったという。観光的な場所へ行くのではなく、日常にある美しい瞬間や光景に、下田はいいなと思う。好例が夕日。今日の夕景は綺麗だぞと思えたら、仕事を意識的に早く終わらせ、お気に入りスポットへ向かう。
例えば、白浜神社。赤い鳥居ごしに見る夕景の太平洋は格別であり、また町中では河口に停泊する漁船を交えた港町らしい景観も素晴らしいという。
「LACのウッドデッキで、空をピンクに染める空間に包まれながらくつろぐひとときも最高です。それは東京では味わえない、下田ならでは時間であり感覚なんです」。
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