「Running Up-Date」とは……「やったらやっただけ、記録が伸びるのがいいところですよね」。
走ることの魅力をそう語ってくれた池 大輔さんは、ランニング歴8年ほど。某有名スーツ専門店で商品企画を担当し、国内外を忙しく飛び回りながらも、フルマラソンの記録をコツコツと伸ばし、3時間15分を切るまでになった。
途中で伸び悩みもあったというが、その際に「レース後半に脚が止まってしまうことがあったので」と自己分析。
前編でお伝えしたとおり、トレーニングの頻度を減らす代わりに、一度に走る距離を伸ばすことでプラトー期を脱した。
レース前は複数回、ホームコースの多摩川にて30km走をこなす。そして、距離が長くなればなるほど、ウェアに求められる機能性もシリアスになってくる。
選ぶのは、いつも決まって「ザ・ノース・フェイスのウェア一択」なのだとか。
「ザ・ノース・フェイスはアウトドアブランドですが、ランニング用のウェアも手掛けています。登山シーンを背景に持つだけあって、ほかのメジャーなスポーツメーカーのウェアに比べて、撥水性や吸水速乾性がより優れている実感があるんですよね。
ボトムスもストレッチが効いていて快適。アウトドアもののほうが、純粋なスポーツメーカーのウェアよりも動きやすいですし」。
いつかはトレイルランをやってみたいとも考えているので、それもザ・ノース・フェイスに目が向く理由だ。
トレイルランは荷物が多くなるため、ウェアの収納性にも工夫が凝らされ、研鑽が積み重ねられている。
「ボトムスの完成度はとくに飛び抜けていると感じます。自分にとって、ボトムス選びではスマートフォンが調子よく収まることが必須になります。
夏場に30km走をするときは、途中で電車に乗って戻ったり、コンビニで補給のための買い物ができたりという“保険”がかけられると安心なんですが、それも今はスマホひとつあれば事足ります。
音楽のプレーヤーにもなりますし。ザ・ノース・フェイスはスマホ専用のポケットが設けられていて、しかも揺れにくい作りだからストレスフリー。今はもうほかのボトムスは考えられません」。
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