「アウトドア好き業界人のOFF着事情」とは……釣りは、常に魚との真剣勝負だ。だからこそ、ウェアのスペックにも妥協は禁物である。
……なんて肩肘を張ってると、つい見た目がもっさりしてしまう、というのがこれまでの定説だった。これを覆すヒントは、ビームスのビジュアルマーチャンダイザーである横溝さんの着こなしにあった。
横溝賢史さん●店舗スタッフを経験後、ビジュアルマーチャンダイザーとして多くの店舗で内装やディスプレイに携わる。現在は、B印YOSHIDAのレーベルにて、アイテムの企画、バイイングを担当。釣りのキャリアは30年を数え、休日は仲間たちと、海へ山へと釣りに興じる。
ストリートではスポーティなスタイルが受け入れられ、昨今はアウトドアも大人気。その流れを受け、街着にもことさらスペック重視のアイテムが増えてきた。「その流れに乗らない手はない」と横溝さんは言う。
ファッションブランドが放つハイスペックなアイテムを巧みに織り込めば、洒脱な釣りスタイルが完成するってワケだ。
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