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暖かい電球色のLEDとシンプルを極めた操作性

マイルストーン
右が通常の白色LEDで左が電球色。並べてみると違いは歴然。
灯りを扱ってきた歴史は長いとはいえ、アウトドア用ヘッドランプ市場への参入は初めて。そこで、特色を出すために彼らが取り組んだのは、通常は白色が使われるLEDに暖かい電球色を採用することだった。
「キャンプシーンで親しまれているランタンの暖かい光をイメージしました。テクニカルなお話をすると、フォグランプと同様、電球色は光の透過性に優れていて霧の中でも乱反射せずによく見えるんです」。
さらに、暖かみのある光は食事をおいしそうに見せてくれる効果もある。無機質な蛍光灯の下で食べるよりも、ランタンの明かりで食べるほうが美味しく感じるのと同じだ。
マイルストーン
あえてスイッチを2つにすることで、それぞれのスイッチが持つ機能を振り分けて操作をシンプルにした。
また、操作性の良さとシンプルさも特徴のひとつだろう。
徐々に機能を付け加えていった結果、光量の調整方法や色の変更方法などの手順が複雑で使いづらいヘッドランプは少なくない。消し方がわからない、なんて元も子もないことも起こり得る。
そこでマイルストーンの製品は、あえて機能をシンプルに絞り、複数のボタンに役割を振り分けるなど操作を簡略化した。
「複雑にすると基板の不良など故障の原因になり得るし、扱いづらくもなる。我々はいかに使いやすいか、を追求して物作りをしています」。
カラーも1機種に1カラーのみの展開と非常にシンプル。実に単純明快。


3/5

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