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藤井 ラフに見える種さんも、実際は、“なんとなく”では服を選んでないですよね。ブランドやデザイナーの背景にしっかりコミットしているから惚れ込める。
種市 少し癖があるほうが好きかな。ベーシックな服も好きなんだけど、そこに合わせる相棒として。適当に着ても格好良く見えるのがポイント。
橋本 適当に着て、キマる時点でうらやましさしかないですよ(笑)。
種市 緻密さを極めているおふたりにはかないませんて。
藤井 種さんは、特にサーフカルチャーへの共感も強いでしょ? LAのブランドは、根底でつながりを感じます。アウターノウンは思想がしっかりしていて、商売度外視というか。メッセージが強い印象。
「アウターノウン」のシャツ。レジェンドサーファー、ケリー・スレーターが、デザイナーのジョン・ムーアを迎えて設立。サステナブルを掲げて再生素材を使用するなど、「ブレない思想」(藤井)が魅力だ。オーガニックコットン100%のブランケットシャツはベストセラー。2万6000円/アウターノウン(RHC ロンハーマン 045-319-6700)
橋本 愛着という意味では、思想の共感は不可欠だと思う。
藤井 愛着といえば、僕がつい選んでしまうのが、ハイカットスニーカー。コンバースはハイカット。ヴァンズはハイトップ。ナイキはエアジョーダン1みたいな。どんなパンツ丈にも合うのがポイント。バスケをやっていた、という個人的な経験もありますが(笑)。パンツとの合わせでいえば、セリーヌのエディ・スリマンの感覚には共感できます。
橋本 スニーカーは、藤井くんとほぼ同じ趣味。モードブランドなんかも新しい解釈の仕方でアメカジをなぞっていますよね。
「セリーヌ」のスニーカー。3者が洗練されたクリエイションをリスペクトするエディ・スリマンが手掛けるセリーヌの「ブレイク」レースアップスニーカー。カーフスキンとラムスキンからなる上質感が大人カジュアル向け。「ハイカットのバッシュタイプは、パンツの裾ときれいにつながる」(藤井)。9万6000円/セリーヌ オム バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン 03-5414-1401)


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