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日本の「現代の名工」率いる彫金師の手仕事

世界限定20本。Ptケース、39mm径、手巻き。1000万円/グランドセイコー(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012)

GRAND SEIKO
グランドセイコー/60周年記念限定モデル SBGW263

しろがねに輝くPtケースに、3枚で構成されるK18WG製ダイヤル。品良く施されたインデックスの彫金装飾は、セイコーの匠、照井清氏が率いる彫金チームによる手仕事。モチーフは、時計が製造されるスタジオが位置する雫石の語源といわれる“滴石”の伝説だ。
セイコーが誇る雫石高級時計工房に所属する彫金師の照井清さん。貴金属装身具製作の国家検定資格を所有。2002年には「現代の名工」に選出、’07年には黄綬褒章を受章した。
この森の洞窟では、滴り落ちる雫が石に当たる音が共鳴。訪れた人は、この不思議な音を楽しんだという。言い伝えにあるような、石が滴を跳ね返す様をインデックスに図案化。温かみと躍動が感じられる唯一無二の美観を表現した。
 

旅の楽しさを表現する技法で個性を演出

K18PG×チタンケース、41mm径、自動巻き。517万円/ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854)

LOUIS VUITTON
ルイ・ヴィトン/エスカル スピン・タイム

12個のキューブが回転することで時刻を告げる独自機構のスピン・タイム。ここに付けられたカラフルな柄は、旅を愛するメゾンが、そのトランクをパーソナライズするために施す特別なサービスから着想を得たものだ。
同社の時計製造アトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の職人が手作業によって、合計7色を転写とハンドペイントで着色する。結果、旅の楽しさが前面に押し出された、エレガントで個性的なスタイルを生み出している。
 
※本文中における素材の略称:K18=18金、PG=ピンクゴールド、Pt=プラチナ
川田有二=写真 菊池陽之介=スタイリング 竹井 温(&’s management)=ヘアメイク 髙村将司=文


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