「20代から好かれる上司・嫌われる上司」とは……まだまだ副業は増えていない
副業が社会的にも受け入れられる雰囲気になってから久しく、会社側から副業を認める制度を作ったり、上司も部下に対して「外で修行してこい」と副業を勧めるような言動をする人もいたりするようです。しかし、実際に行っている人は多くはありません。
総務省「就業構造基本調査」によると2017年時点でも4%と10年以上横ばいの状況です。フリーランス人口は1100万人以上(労働人口の約17%)と徐々に増えているのですが、就業者はそこまで増えていません。そう考えると、「そもそもみんな副業をしたいのだろうか」という疑問が生まれてきます。
今のところ副業は「仕方なく」やるもの
リクルートワークス研究所の2019年の調査によると、「副業をしたい」と考えている人の61.5%が「生計を維持する(生活費や学費を稼ぐ)ため」であり、59.3%が「生活を維持する最低限の雇用以外に、貯蓄や自由に使えるお金を確保するため」でした。いわば「必要だから仕方なく」副業をしたいという人が大半のようです。
一方で、世の中で副業をすべき前向きな理由としてよく言われる「新しい知識や経験を得るため」(22.0%)、「さまざまな分野の人とつながり人脈を広げるため」(15.6%)、「自分の知識や能力を試してみたいため」(15.0%)は、多くて2割程度という状況です。
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