金のケースの腕時計には、大人を品良く際立てる力がある。その一本が歴史ある一本であればなおのこと。
味の出た手元に、どの腕時計を迎えようか?
狂騒の時代といわれた1920年代のアメリカを腕元に
VACHERON CONSTANTIN
ヴァシュロン・コンスタンタン/ヒストリーク・アメリカン 1921
1755年の創業から260年以上途切れることなく続く、世界最古に数えられるウォッチメーカー。その長い歴史の中で輝きを放ったアイコンウォッチを蘇らせたのが、「ヒストリーク」コレクションだ。
クッションケースにダイヤルが斜め45度でセットされた本作は、名前のとおり、アメリカ市場が華やかなりし1920年代のドライビングウォッチがモチーフ。ハンドルを握った際に、正位置で見られるのが特徴だ。
ブレゲ数字&針、線路型分目盛のクラシカルな顔立ちに、3時位置のスモールセコンドが個性的。紹介している小ぶりサイズだけでなく、ひと回り大きな40mmモデルも展開されている。
創業者への熱い思いを宿す華やかな薄型2針
A. LANGE & SÖHNE
A.ランゲ&ゾーネ/1815 フラッハ・ハニーゴールド “F.A.ランゲへのオマージュ”
誕生175周年を記念する限定モデルのひとつが、K18ハニーゴールドのケースで、創業者へのオマージュを捧げた2針ドレスウォッチ。
このケース素材は、特殊な配合と熱処理の結果、他のK18ゴールドに比べて硬く傷付きにくい性質を持つ、エクスクルーシブなもの。ここに2パーツからなるホワイトエナメル製ダイヤルを備えて、クラシカルな気品を高めている。
名作「サクソニア・フラッハ」に使用されるキャリバーL093.1を搭載することで、6.3mm厚という薄型設計をも実現させた。
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