腕時計と大自然の関わりは少なくない。ダイバーズやコンパスウォッチなどは、極地や海洋探検の際にも不可欠なものだ。また、昨今では自然保護を謳うものも多数存在し、結果的に、自然を守ることにつながることも。
わずか5cm四方にも満たない存在だが、それが纏うスケール感は大きく、それだけに気分も高まる。
日本が誇る高性能ダイバーズの現在形
GRAND SEIKO
グランドセイコー/60周年記念限定モデル SLGA001
海の深みを目指す男たちの冒険心を掻き立てるダイバーズウォッチ。その国産モデルの嚆矢として絶対的な存在感を示すのがセイコーだ。
こちらはその系譜を継ぐ、600mの飽和潜水にも耐えうる「グランドセイコー60周年記念限定モデル」。ブランドが誇る独自機構スプリングドライブを進化させた新型ムーブメント、スプリングドライブ5デイズを、ザラツ研磨で磨き上げられた平面を主体とした精悍なケースに搭載し、長時間駆動と薄型化を実現した。
ブランドを象徴するグランドセイコーブルーのダイヤルはどこか深海を思わせる。
西海岸のサーフカルチャーを落とし込んだレトロデザイン
BREITLING
ブライトリング/スーパーオーシャン ヘリテージ ’57
陸・海・空のそれぞれに適合したコレクションを世に送るブライトリングにとって、レトロダイバーズデザインを踏襲する「スーパーオーシャン ヘリテージ」は、海とのコネクションを強調する存在。12・3・6・9時位置に配した円とバーを組み合わせた独特なインデックスを持つダイヤルは、1957年の初代「スーパーオーシャン」から着想を得たものだ。
南カリフォルニアのサーフカルチャーにオマージュを捧げた本作は、美しく磨かれた、同じくクラシカルなミラネーゼブレスとともに、品良くこなしてみても面白い。
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