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2020.10.13

ファッション

色気ある大人のデニムスタイルに必要なのはフレンチのエッセンス

不思議なことにフレンチデニムには独特の色気がある。日本のデニムとも、アメリカのデニムとも、イタリアのデニムとも違う個性。さてその色気はいったいどこから来るのか。
’80年代中頃に一大ブームとなった、「シピー」「シェビニオン・ヌヌシュ」などの“小粋なデニム”の系譜か。それともさらに遡って’60年代、白シャツ&デニムで雰囲気たっぷりにピアノを弾いた、セルジュ・ゲンズブールの着こなしにあるのか。
定かなことは言えないが、近代ファッション史の記憶のどこかから、その色気は漂ってくるのだろう。
デニムといえばまずはアメカジ!な我々。でもいい感じに年を重ねたおかげで、フレンチデニムが持つ独特な色気もモノにできるようになった……気がするな。
「A.P.C.」のフレンチデニム
デニム2万6000円/A.P.C. 0120-500-990、カーディガン4万2000円/トゥモローランド トリコ(トゥモローランド 0120-983-522)、シャツ2万9000円/マーティー&サンズ(スティーブン アラン トーキョー 03-5428-4747)、靴10万円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691)、メガネ5万8000円/10 アイヴァン(コンティニュエ 03-3792-8978)、ヴィンテージの腕時計15万8000円/コンティニュエ エクストラ・スペース 03-3792-8979
「A.P.C.」のデニム
深い股上と太めのレッグが ’80年代的フレンチデニムを感じさせる新作。小粋さの理由は足元にもあって、白ソックス+茶ローファーの効能である。
デニムのブルー、ミックスブラウンのカーディガン、白いシャツの色合わせで品良く着こなしたい。
 
山本雄生=写真 荒木大輔=スタイリング 松本和也(W)=ヘアメイク 加瀬友重、今野 壘=文


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