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子供の自転車と一緒に伴走

「2017年に、必要に迫られて今の会社を立ち上げることになるんですが、そのときは一時走ることから遠ざかってしまいました。
前年に子供が生まれて、平日は仕事で、休日は子育てで走る時間が取れなくって。それまでは同じ服飾業界のラン仲間と定期的に走ったりしていたのですが、そこからも足が遠のいちゃって」。
では、どうやってランニングを再開させたのか?
西野大士
「何も運動をしていないと、やっぱり体がゆるんじゃうんですよね。もちろん体重も増えました。そこでやっぱり定期的に走らなくっちゃ将来的にマズいことになるなと、食事制限とともにランニングを再開させました。子供が成長して夜寝てくれるようになったので、晩ごはんを食べて寝かしつけて、自分の胃の調子がこなれた頃に夜走る、みたいな。
今は2人目がまだ生まれたばかりで平日に時間が取りにくいので、休日に長男を連れて外に出ます。世田谷の砧公園が近くなので、長男は自転車で、僕はランニングで。子供の自転車のペースに合わせて並走するんですけど、これがなかなかいいトレーニングになるんです。というのも、砧公園の園内はアップダウンがあるので下りは自転車のスピードについていく必要がありますし、上りは後ろからサドルを押してアシストしてあげなきゃいけない(笑)。キツいですよ」。
仕事やライフステージに合わせてランニングのスタンスを柔軟にアップデートさせていく。走る日も、時間帯も、隣で走るパートナーさえも。10年選手となるための秘訣はどうもこのへんにありそうだ。


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