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ランニングとお風呂に入る時間は、どことなく共通点がある

「走るきっかけは何でもいいと思うんですよね。自分の場合は音楽がいいきっかけになってくれました。さっきも話しましたけど、CMで流れていて気になった曲など、聴きたい音楽をダウンロードしておくんです。で、それを聴きたいというのもあって走る。どんな音楽を聴いているかですか? もう完全にJ-POPですよ」。
それを続けていると、走ることが日常の習慣になってくるのだそう。
西野大士
「走らないと、なんだか気持ち悪くなるんですよね。歯を磨くのと同じ感覚で、帰宅したらとりあえず走る。それから腹筋とスクワットをする。そんな感じで習慣化すると続けやすいと思います。走っているときはけっこう仕事のことを考えます。入浴しているときと同じような時間を過ごしているかもしれません。
一応イヤホンはハメているけれど、ランニング中にデザインの妙案が浮かぶこともしばしばです。いったん頭を冷やせるというか、そういう時間としてもうまく機能してくれるんですよね。ちなみに最近は家を探しているので、近所の物件をリサーチがてら走ったりもします。走るって何かと都合がいいんですよ」。
2人目の子育てがひと段落したら、「フルマラソンはちょっと長いのでハーフマラソンあたりに」チャレンジしてみたいとのこと。ランニングはやった分だけ上達するうえ、運動神経を問わず誰でも楽しめる敷居の低いスポーツ。自分の体を動かして何かの目標に挑戦していく達成感も味わえる。
マイペースにランニングとつきあう西野さんは、まごうかたなきランナーなのだ。

RUNNER’S FILE 18
氏名:西野大士 
年齢:37歳(1983年生まれ)
仕事:にしのや ディレクター
走る頻度:週1~2回、6~8kmほど
「Running Up-Date」
ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。 上に戻る
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礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真


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