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2020.10.02

ライフ

オールドジョーの髙木雄介さんに聞く!極上のクラシック自転車3選

「自転車ライフ 2.0」とは……
ビンテージ全般に造詣が深い、オールドジョーの髙木雄介さんが愛用するクラシックバイシクル。
話題のブランドから稀少な年代物まで、見応えのあるラインナップをお届け!
髙木雄介●1979年生まれ、香川県出身。2008年、アメリカやヨーロッパのビンテージスタイルのエッセンスを取り入れたファッションブランド、オールドジョーを立ち上げる。パタンナーであった経験を活かし、一貫して自社で企画、生産を行う。古い時代のプロダクト全般に造詣が深い。

クラシックに魅せられた自転車ライフ

公共の乗り物があまり得意でないという髙木さんは、通勤をメインに20代後半から自転車に乗り続けている。
「初めてクラシックな自転車を意識して買ったのは、京都のオーダーメイド自転車ブランド、グランボア(GRAND BOIS)の定番ランドナー。気に入っていて長いこと乗っていたんですが、事務所の前だからと油断して鍵をかけずに置いていたら、あっさり盗まれてしまって(笑)。それから少しの間、ショックで自転車に乗りたくなくなってしまったんですよ」。
そんな気分を吹き飛ばす出合いがアメリカで待っていた。
唯一無二の技巧で魅せるアスカリ バイシクルズのハンドルグリップ。
「ニューヨークの街を歩いていたら、その当時ほとんど知られていなかったアスカリ バイシクルズ(Ascari Bicycles)を見掛けて、あまりの格好よさに衝撃を受けました。あのラルフ・ローレンがコレクターだという話にも頷けるぐらい、ひと目でわかるほどクオリティに説得力があります」。
そこから髙木さんの自転車熱にも再び拍車がかかる。
「ビンテージも気にはなっていたんですけど、本気で探すとなると、時間と手間がものすごくかかる。そこで渋っていたところ、たまたまご縁があって、譲ってもらえることになったんですよね。気が付いたら、アスカリ バイシクルズを始め、数台の自転車を所有することになっていました(笑)」。
「仕事と遊びの境界線がないからこそ、モノ選びは妥協ができない」。そう語る髙木さんのお気に入りの自転車を紹介してもらった。
 

超絶的な技巧が光るハンドメイドバイシクル


アスカリ バイシクルズは、装飾を限界まで突き詰めた美術工芸品のようなモデルが存在し、海外では店舗のディスプレイなど、オブジェとしても扱われることも多い。
「いくつかの選択があるなかで、街乗り用で選ぶなら、『アスカリ ブリット』がベストだと思います。アスカリ バイシクルズのなかではロードバイク的な立ち位置で、デザインもシンプル。かなりの頻度で乗っています」。


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