ハードタイプ並みの保冷力を発揮できる理由
同社の特徴は、なんといってもソフトタイプとは思えないほどの高い保冷力にある。
プロユースに耐え得るよう、開発初期からさまざまな試行錯誤や探究を重ねてたどり着いた答えが、従来製品の約3倍も厚みがある高密度のポリエチレンフォームを断熱材に採用することだった。結果、断熱効果は約2倍にまで高まり、外からの衝撃を和らげる役割も果たしている。
さらに、それぞれに役割を持たせた5層構造で仕上げ、軽量かつ耐久性も高い造りに仕上げている。
実物を触ってみると、フォーム材のしっかりとした厚みの違いは明らか。さらにインナーのビニールライナーにまったく縫い目がないことにも気がつく。縫い目がないので冷気が逃げず、保冷力を高めるだけでなく、結露や水漏れも防ぐ。これは贅沢な構造だ。
さらに、ジッパーを閉めて終わりではなく、冷気の逃げやすい出入口の両端を折り返して、サイドのバックルで止める独自構造を採用している。
これにより、コンパクトに収まり、内部の機密性も高まるため、さらに保冷力を高めているのである。
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