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離婚はしたいが経済的に難しいという声も

今回のアンケート結果の中では、何人かの方から経済的な理由から離婚はできないという声が寄せられました。
「子供がいなければ離婚してると思うことは多々あるが、経済的には無理。基本的に自分のことにしか興味ない人なのでイライラする」(東京都・43歳)とか「お金があれば別居もあり。でも今現在、苦労をかけられているので、一生養ってもらうつもり」(愛知県・45歳)など。
また、今現在離婚に向けて別居していたり、今まさに離婚を考えているなどのコメントもいくつかあり、やはり自分自身に収入があるほうが離婚を具体的に考えやすいようです。私の身の回りの働く女性たちからも、「結婚にメリットを感じられない」「50代になったら離婚するかも」といった声を最近ちらほら聞きます。
最近、50代や60代の人と話すと、例えば、妻は東京、夫はなんらかの理由で自分の地元と東京の2拠点生活を送るといったケースも増えているように思います。つまり体のいい別居。
このほうが夫婦関係がうまくいっているようにも見えます。やはり夫婦とはいえ、元は他人同士。何十年も一緒に暮らすのは無理があるのかもしれません。
経済的に自立している女性たちにとっては、離婚はそれほどハードルの高いものではありません。「家事育児に協力してくれない」「会話がない」などの理由があれば、迷わず離婚を切り出す人も、今後さらに増えるでしょう。
離婚理由としていちばん多いのが「性格の不一致」とよく聞きますが、浮気や暴力などの決定的な理由がなくても、思わぬ理由で離婚を切り出されることがあるということを心に留めておいたほうがいいかもしれません。
 
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相馬由子=取材・文
編集者、ライター。合同会社ディライトフル代表。雑誌、ウェブ、書籍などの企画・編集・執筆を手掛ける。会社員の夫と小2の娘の3人家族。ここ数年は、子育てをテーマにした仕事を数多く手掛けている。
石井あかね=イラスト
ネオ・マーケティング=アンケート協力
※調査対象:既婚子持ちの35〜45歳の女性200人


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