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[番外編]高杉さんが毎晩酒を飲みながら15kgも痩せた方法


おかげさまで「酒と水はセットで」という鉄則は頭に入ったが、実は高杉さん、かつて酒を飲みながら15kgのダイエットに成功した経験があるという。せっかくの機会なので、ぜひコツを伝授していただこう。
「焼酎、ウイスキー、ジン、ウォッカなどの蒸留酒はダイエット中に飲んでもOKなお酒です。当然、割りものに甘いジュースは厳禁ですが、炭酸や水のほか、お茶をオススメしています。特に、烏龍茶はポリフェノールが脂質吸収を抑えるので脂っこい食事のときにはウーロンハイがピッタリですね」。
必ずしも「糖質オフ=ダイエット」ではないが、ストイックに短期で痩せるには、やはり糖質を含まない蒸留酒がベターらしい。
「ちなみに私は生搾りレモンサワー推しです! 焼酎のソーダ割にレモンを絞るシンプルなものです。飲み過ぎると肌荒れが起きるという相談も多いんですが、アルコールを摂取するとビタミンB群やビタミンCが不足してしまうことが原因なんですよね。生搾りレモンサワーなら飲みながらビタミンCを補給できますし、なにより美味しい(笑)」。

そして、重要なのが“ツマミ問題”だが、高杉さんは「“痩せホルモン”を出すおつまみを食べればいいんですよ!」と言う。痩せホルモンとは、もちろんミノやハツ、シマチョウ、ハチノスなどのことではない。
「アディポネクチンという脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンの一種が“痩せホルモン”と呼ばれていて、要は脂肪燃焼を促してくれるんです。大豆食品のほか、アジやイワシ、サバ、サンマなど青魚に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)に、このアディポネクチンを増やす働きがあるので、積極的につまんで、痩せホルモンをバンバン出していきましょう!」。

サバ缶ダイエットが流行ったが、そういう意味もあったのね。ちなみに、ナッツ類のクルミに含まれるオメガ3脂肪酸にも痩せホルモンを出す効果があるそうなので、飲みながら意識的に摂るといいそうだ。
ダイエット中の酒との付き合い方についてさらに詳しく知りたい方は、高杉さんの著書をチェック。
巷では、すでに秋限定ビールが並び始めている。今年はサンマが不漁だそうだが、サバもまもなくシーズンも迎える。追っかけ水を武器に、カラダを思いやりながら実りの秋を堪能しようではないか。
 
「カラダのメンテナン酒」とは……
気持ちイイ酔いに身を委ねる。やはり酒は人生を豊かにしてくれる……なんて思いつつ、頭の片隅にいつもチラつく「健康」の2文字。心もカラダも潤す、正しい“メンテナン酒”論。上に戻る
七瀬あい=取材・文


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