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水は〆のラーメン対策にも有効! そのメカニズムは


「しかも、たくさん水を飲むことは、飲んだ後の大敵“〆のラーメン”の回避にも繋がるんです」と高杉さんは言う。
暖簾の奥から聞こえてくる、あの天使のような悪魔の声に打ち克てるって? 水を飲むことで……?
「吸収したアルコールを分解するためにたくさんの糖を使用するので、カラダは一時的に低血糖になります。失った糖を求めるから強い空腹感が出やすくなり、〆にラーメンやお茶漬けが食べたくなってしまうわけです」。
なるほど、そんなメカニズムがあったとは。
「でも、水分をたくさん摂れば、血中アルコール濃度の上昇を抑え、分解する際のカラダへの負担も減らせる。結果、糖を欲する欲も減り、一時的な食欲もコントロールしやすくなります」。
満腹なはずなのに、なぜか入ってしまう〆の炭水化物。それは我々が食いしん坊だからではなく、失われた糖が引き起こす“錯覚”だったのだ。
ただし、錯覚とは言え、あの誘惑の手強さに変わりなし。しかも酔っ払っていると意思も弱くなりがち。酒といい関係を続けるためにも、しっかり酒席の水分補給を習慣付けよう。


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