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「その飲み方では喉が乾き、カラダは肥えます」

「乾いたカラダをビールで潤す、この発想は危険です」と話す高杉さん。彼女が担当指導する方のなかにも酒好きは多いそうだが、酒を飲むときには必ず、飲んだ量と同じだけの水を摂るようアドバイスしているという。というのも……
「体内でアルコールを分解するには水分が必要です。特にビールには利尿作用がありますから、飲めば飲むほどカラダの水分量は減り、脱水状態になっていきます。しかも夏場はただでさえ汗をかきますから、より危険。脱水状態は翌日のむくみにも繋がり、むくみが続くと脂肪が付きやすいカラダになってしまいます」。

とても重要な指摘である。要はビールで五臓六腑を潤しているつもりが、実が逆。喉は乾き、カラダは枯れていく。そして、むくみは体内の余分な水分や老廃物がその場所に溜まっている状態を指す。放置すると、やがては脂肪細胞に吸収され、脂肪に変わる、そんな厄介なキャラなのだ。
でも、水分の摂り過ぎがむくみの原因って聞いたことがある気がするけど?
「皆さんよく勘違いされるんですが、その逆なんです。体内の水分が不足しているから、さらにカラダが水分を溜め込もうとして、むくむんです。むくみを気にして水分摂取を控える人もいますが、逆効果。痩せやすいカラダにするには水分は必須! お酒を飲むときには、追いかけるようにして水を飲んでください」。
酒を飲めば飲むほどカラダは枯れ、あまつさえ太りやすい体質にしてしまうだなんて……聞いてるだけで水が飲みたくなってきた。


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