機種はそれほど問わないが、音声入力のないカメラには、
ピンマイクが必要となる。ただし、何よりも大事なのは、構図と照明だ。
「構図は、
写真撮影における3分割法を利用して、自分の配置を左右どちらか3分の1側に配置すること。真正面に構えられる威圧感もなくなり、優しい印象に。
背景にも配慮が必要。僕の場合は、事務所の白壁が殺風景にならないよう観葉植物を映り込ませています」。
レンズの効果でほんのりボケており、雰囲気が柔和になっている。
「逆光による陰りやトップライトによる不要な影を照明で排除します。試行錯誤の結果、たどりついたのがLEDビデオライト。これを天井に当てると、間接的に光が回ってソフトに仕上がります」。
中谷さん自身、「いい顔」作りによる印象アップを実感したひとり。
「僕のユーチューブ動画で知ったお客さまが、オンライン打ち合わせの際にBeforeのようだとがっかりしますよね。この時代、画像を美しくするのは、身だしなみのひとつ。
いくら身なりを整えても画像がひどいと台無しですから。複数人が参加する会議でも、ひとりだけ画質が良いと注目度も上がりますよね。その分発言内容も大事になりますが(笑)」。
IT系広告コンサルタント
中谷卓也さん Age 40
テイクオフ代表。大手金融機関やIT企業を経て独立。フェイスブック広告を使った集客コンサルタントとして活動中。
赤木雄一(eight peace)=写真 押条良太(押条事務所)、髙村将司=文